今回はホンダの売れ筋 軽自動車『N-BOX』の人気色を調べてみた。
主には中古車の登録数とGoogle検索回数をもとに調査を実施。これにより ①多く流通している色、②消費者の関心が高い色を判定することができた。
結論から言うと、中古車数では①「白・パール」、②「黒」、③「ブラウン」の順番で多く、Google画像検索数では①「黒」、②「白・パール」の他、「ブラウン」「ピンク」などの検索が多かった。
カラー展開
まずはカラーラインナップを確認しておこう。現行のN-BOXは下記の10色で展開されている。
2トーンカラー
2トーンカラーも用意されているが、本稿では議論をシンプルにするために、2トーンカラーは除いて考えてみたい。
色の系統分類
調査するにあたって、ボディカラーを系統別に分類してみる。おおよそ下記の通り。
色系統 | N-BOX カラー名 |
---|---|
パールホワイト | プラチナホワイト・パール |
白 | タフタホワイトⅢ |
黒 | クリスタルブラック・パール |
ブラウン | プレミアムアガットブラウン・パール プレミアムアイボリー・パールⅡ |
シルバー | ルナシルバー・メタリック |
グレー | |
水色/青 | モーニングミストブルー・メタリック |
ブリリアントスポーティブルー・メタリック | |
緑 | ブリティッシュグリーン・パール |
黄色 | プレミアムイエロー・パールⅡ&ホワイト(2トーン) |
ピンク | ピーチブロッサム・パール |
赤 | 該当なし |
紫 | 該当なし |
その他(ゴールド/オレンジ) | - |
人気色を調査
人気色は新車販売時に多く出荷された車だろう。多く出荷された車は、中古車としても多く流通しているはずだ。
そこで中古車の登録数を調べて人気色を推測してみる。
中古車の登録数
大手のカーセンサー、グーネット、そしてHONDAの公式中古車にて、現行の2017年以降のモデルを、調べれば傾向がつかめるはずだ。
N-BOX | カー | グー | 公式 | 合計 |
---|---|---|---|---|
パール | 650 | 72 | 62 | 784 |
白 | 402 | 348 | 29 | 779 |
黒 | 666 | 312 | 33 | 1011 |
茶色 | 105 | 210 | 13 | 328 |
シルバー | 70 | 95 | 11 | 176 |
グレー | 30 | 100 | - | 130 |
青 | 148 | 115 | 26 | 289 |
緑 | 34 | 65 | 8 | 107 |
黄色 | 32 | 30 | 12 | 74 |
ピンク | 32 | 38 | 4 | 74 |
赤 | 45 | 1 | 2 | 48 |
紫 | 40 | 2 | 2 | 44 |
オレンジ | 1 | 2 | - | 3 |
ゴールド | 1 | - | - | 1 |
その他 | 14 | - | - | 14 |
2017年形式(調査:2019年6月18日)
集計結果から①パール含む「白系」、②「黒系」、③「茶色系」、④「シルバー」「グレー」合計の傾向が読み取れる。いずれも無難な色だ。しかし、これらの色が売れ残っている可能性もある。売れ残りなら人気とは言えない。
検索回数
次にGoogleトレンドを使って検索回数を調べてみたい。こちらで消費者の関心を探ることができるはずだ。ここで上位が本物の人気カラーだろうか。
中古車数の多いカラーに絞って、過去2年間の「WEB検索」と「画像検索」調べてみる。
出展:Googoleトレンド(調査日 2019年6月18日)検索ワードは「NBOX」とハイフン無し。
WEB検索では「白」「パール」が多く、画像検索では「黒」が最も多い。着目したいのが画像検索で、画像検索の方がクルマ選びの際の消費者の関心を反映していると言えそうだ。従って、ここでは「黒」を勝者としたい。
念の為、ほかの色...例えば「ピンク」「緑」なども調査しておきたい。
やはり「黒」だ。そして「ピンク」もそこそこ多いことがわかる。「ブルー」もそこそこ。「グリーン」は検索が少ない。
人気色ランキング
あえてランキングにしてみる。下記の通り。