今回はSUZUKIの軽自動車『スペーシアカスタム』の人気色について調べてみた。
主には中古車の登録数と、Google検索回数をもとに調査を実施。
これにより、 ①多く流通している色、②消費者の関心が高い色を判定している。ランキングも掲載しているので、色選びで悩んでいる、迷っている人に参考にしてほしい。
?人気色ランキング
結論から言うと、中古車数では①白、②黒、③青、④赤、⑤黄色の順番で数が多く、Googleの検索数では①黒を除いて十分な検索数がなかった。
従って、最も人気がある色を「黒系」と判断して、ランキングを作成した。
- 1位、ブルーイッシュブラックパール3
- 2位、ピュアホワイトパール
- 3位、ブリスクブルーメタリック
- 4位、フェニックスレッドパール
- 5位、アクティブイエロー
- 6位、ムーンライトバイオレットパールメタリック
- 7位、アーバンブラウンパールメタリック
- 8位、スチールシルバーメタリック
以下は調査の詳細である。
カラー展開の確認
まずはカラーラインナップを確認しておこう。現行のスペーシアカスタムは下記の色系統で展開されている。
2トーンカラー
2トーンカラーもラインナップされているが、ここでは議論をシンプルにするために、基本カラーと同じ系統として捉えたい。
カラー系統分類
調査するにあたって、スペーシアカスタムのボディカラーを系統別に分類してみる。おおよそ下記の通り。
色系統 | スペーシアカスタム:ボディカラー名 |
---|---|
白 パール | ピュアホワイトパール |
黒 | ブルーイッシュブラックパール3 |
青 | ブリスクブルーメタリック |
赤 | フェニックスレッドパール |
黄色 | アクティブイエロー |
紫 | ムーンライトバイオレットパールメタリック |
茶色 | アーバンブラウンパールメタリック |
グレー シルバー | スチールシルバーメタリック |
人気カラーを調査
人気色は新車販売時に多く出荷された車だろう。多く出荷された車は、中古車としても多く流通しているはずだ。そこで中古車の登録数を調べて人気色を推測してみる。
中古車の登録数
大手のカーセンサー、グーネット、そしてSUZUKI公式中古車にて、現行の2017年以降のモデルを、調べれば傾向がつかめるはずだ。
色系統 | カー | グー | 公式 | 合計 |
---|---|---|---|---|
白 | 208 | 401 | 43 | 1046 |
パール | 323 | 53 | 18 | |
黒 | 287 | 255 | 23 | 565 |
青 | 57 | 93 | 31 | 181 |
赤 | 49 | 82 | 25 | 156 |
黄色 | 49 | 74 | 26 | 149 |
紫 | 44 | 52 | 11 | 107 |
茶色 | 39 | 30 | 14 | 83 |
グレー | 37 | 11 | 0 | 66 |
シルバー | 17 | 1 | 0 |
2017年形式(調査日:2019年6月23日)
集計結果から①パール含む白系、②黒、③青の順番で多いことがわかる。ただし在庫が多いだけで「売れ残っている」可能性も否定できない。
検索回数
次にGoogleトレンドを使って検索回数を調べることで、消費者の関心を探ってみたい。ここで上位が本物の人気カラーだろうか。
中古車数の多いカラーに絞って、過去2年間の「WEB検索」と「画像検索」調べてみる。
出展:Googoleトレンド(調査日 2019年6月20日)
結果は、残念ながら「黒」以外のキーワードでは十分なデータが得られなかった。
念の為、黒や白以外にも、「ブラック」「ホワイト」「青・ブルー」「赤・レッド」など検索してみたが、同様に十分なデータがなかった。
そこで、今回は唯一、十分な検索ボリュームがあった「黒系」を人気色のトップと位置付けて、その他は中古車数のデータを指標として人気色ランキングを作成することにした。
人気カラーの系統
1位 黒系
唯一、Google検索で十分な検索数があった。最もユーザーの関心を寄せている車と判断できた。フロントグリルは「某ミニバン王者」のような雰囲気があり、オラオラ系ユーザーに好まれそうだ。
2位 白系
中古車で最も数が多かったのが白だ。オーソドックスで飽きがこない。白はリセールバリューが良いと聞くが、中古車数がダブついているところを見ると少し疑問だ。むしろ売却のことは考えずに長く乗りたいユーザーにおすすめだ。
3位 青系
少し水色というか、地球色の青だ。スポーティーでおしゃれな印象がある。サッカーのイタリア代表がこんな色だっただろうか。
4位 赤系
こちらは燃えるような赤だ。ちょっとギラついた印象がある。色で個性を出したいユーザーには良さそうだ。
5位 黄色系
絵の具のように濃い黄色だ。安全ヘルメットのような印象もある。ただし見え方によってはスポーティーにも映る。人と違う車に乗りたい、色で個性を出したいユーザーには最適だろうか。