今回はダイハツの『ムーブカスタム』の人気色(ボディーカラー)を調べてみた。
主には中古車の登録数とGoogle検索回数をもとに調査を実施。これにより ①多く流通している色、②消費者の関心が高い色を判定している。
👑人気色ランキング
結論から言うと、中古車の数では①②白系と黒系が同水準、③赤、④⑤2種類の青系統の順で多かった。Google検索数では十分なデータがなく、ネットの関心が読み取れなかったため、今回は中古車数⇒多く流通した色と判断して人気色を特定した。ランキングは以下の通り。
- 1位 【白系】パールホワイトⅢ
- 2位 【黒系】ブラックマイカメタリック
- 3位 【赤系】ファイアークォーツレッドメタリック
- 4位 【青系】レーザーブルークリスタルシャイン
- 5位 【青系】ディープブルークリスタルマイカ
- 6位 【グレイ系】ブライトシルバーメタリック
以下は調査の詳細だ。
カラー展開の確認
まずは通常の「ムーブ」と「ムーブカスタム」の違いを抑えておこう。基本的に同じクルマと考えて良いが外観のデザインが若干異なる。
左が通常の「ムーヴ」、右が「ムーヴカスタム」だ。ムーブの方が丸みがあり柔らかい印象(女性的)、カスタムの方が鋭く尖った印象(男性的)と言った感じだ。
その上でカラーラインナップを確認すると下記の通り。やはり男性的でクールな色が中心だ。
2トーンカラー
2トーンカラーもあるが、議論をシンプルにするために、ここでは基本色と同一系統の色としてカウントしておきたい。カラー系統分類
調査するにあたって、ボディカラーを系統別に分類してみる。おおよそ下記の通り。
色系統 | 色 |
---|---|
黒 | ブラックマイカメタリック |
白 パール | パールホワイトⅢ |
赤 | ファイアークォーツレッドメタリック |
青 (レーザーブルー) | レーザーブルークリスタルシャイン |
青 (ディープブルー) | ディープブルークリスタルマイカ |
シルバー 無礼 | ブライトシルバーメタリック |
青は2系統(「レーザーブルー」と「ディープブルー)がある。
人気カラーを調査
人気色は新車販売時に多く出荷された車だろう。多く出荷された車は、中古車としても多く流通しているはずだ。そこで中古車の登録数を調べて人気色を推測してみる。
中古車の登録数
大手のカーセンサー、グーネット、そしてダイハツ公式中古車にて、現行の2014年以降のモデルを調べれば傾向がつかめるはずだ。
色系統 | カー | グー | 公式 | 合計 |
---|---|---|---|---|
黒 | 334 | 344 | 177 | 855 |
白 | 181 | 266 | 50 | 886 |
パール | 234 | 78 | 77 | |
赤 | 168 | 118 | 67 | 353 |
レーザーブルー | 102 | 126 | 88 | 316 |
ディープブルー | 41 | 52 | 36 | 129 |
シルバー | 73 | 5 | 35 | 190 |
グレイ | 35 | 42 | 0 |
形式:2014年以降(調査日:2019年6月27日)
集計結果から①白または黒、②赤、③レーザーブルーの順番で多いことがわかる。。ただし在庫が多いだけで「売れ残っている」可能性も否定できない。
検索回数
次にGoogleトレンドを使って検索回数を調べてみたい。こちらで消費者の関心を探ることができるはずだ。ここで上位が本物の人気カラーだろうか。
中古車数の多いカラーに絞って、過去5年間の「WEB検索」と「画像検索」調べてみた。
出展:Googoleトレンド(調査日 2019年6月27日)
しかし残念ながらWEB検索、画像検索とも十分なデータが得られなかった。念の為、 黒、白、ブラック、パール、ブルーなど他のキーワードや色でも調査してみたが、ムーブカスタムにおいては十分なデータがなかた。
そこで、今回は現行モデルが発売から5年近く経っていることから、中古車の数⇒「新車時に多く流通した色」と判断して、人気色を判定してみた。人気上位は以下の通り。