今回はスズキの2018年度第2四半期決算(中間決算)を振り返ってみたい。尚、このブログは投資系ブログではないので、自動車の販売動向などに絞ってまとめたい。
サマリー
収益面ではインドルピーの下落が足を引っ張ったようようだが、四輪の世界販売台数や4月〜9月(半年間)の営業利益は過去最高益とのこと。好調と言って良いだろう。
事業別の業績
二輪車のイメージも強いスズキであるが、やはり売上・利益ともに四輪車が圧倒的だ。むしろ二輪車よりマリン(船舶)事業の方が収益が多い。
地域別の業績
所在地別では日本とアジアの市場が圧倒的だ。重要市場で売上・利益ともに増加している。
続いて各地域のトピックを見てみよう。
日本
日本では「スペーシア」「クロスビー」が収益に貢献しているようだ。7月に販売された「ジムニー」も絶好調のようだが、収益に反映されるのはこれからだろうか。
欧州
欧州では「スイフト」「イグニス」が堅調なようだ。ただし販売台数はやや減少している。
インド
インドでの販売台数は過去最高のようだ。ただし水害やガソリン価格の高騰などのネガティブ要因もあるようだ。
新型シアズ
そのインドではハイブリッド車の新型「シアズ」が販売されるという。「シアズ」はスズキが日本国外で販売している中型の4ドアセダンである。
アセアン
アセアン(インドネシア、タイ、フィリピン、ミャンマー、ベトナム)でも販売が増加したが、規模はインドの10分の1程度だ。
世界販売台数:通期予想を上方修正
尚、最終的に四輪車、二輪車とも通期の販売予想を上方修正している。四輪車は日本およびアジア(恐らくインド)で強気と見ているようだ。日本では新型ジムニーの販売も下期の数字に具体的に出てきそうだ。
http://www.suzuki.co.jp/ir/library/financialaffairs/