「Nボックス」vs「eKスペース」人気を比較してみた結果

「Nボックス」vs「eKスペース」人気はどっち?

今回は軽自動車の「ホンダ Nボックス」「三菱 eKスペース」について、人気度を比較調査してみた。ネットの人気はどっち?
調査は出荷状況を把握するための①出荷台数と中古率を調べ、さらにネット上の人気を可視化するために②Googleの検索回数、③SNSの投稿数を調べて比較検証している。

結論

「Nボックス」vs「eKスペース」人気を比較
「Nボックス」vs「eKスペース」人気を比較

結論から言うと、出荷台数及び中古率、ネットの検索回数、SNS投稿数の全ての項目でN-BOXが圧勝の結果だった。

ホンダ
N-BOX
三菱
eKスペース
出荷台数と中古率-
検索回数-
SNS投稿数-
総合判定人気!-

新車販売実績ナンバーワンの「N-BOX」と、ホンダに比べて生産量の少ない三菱の「eKスペース」の比較はそもそも無理があったかもしれない。サッカーワールドカップで言うなら、ブラジル代表と初出場国くらいの差がついてしまった。
以下は調査の詳細。

出荷台数と中古率

まずは出荷台数と、参考指標としての中古率を比較してみる。中古率はカーセンサーの中古車数(直近3年間)を、新車時の月間平均販売台数で割って求めてみる。

出荷台数と中古率 「N-BOX」vs「eKスペース」

ホンダ
N-BOX
三菱
eKスペース
月間販売台数19,900995
中古車数
(カーセンサー)
2,244385
中古率11%39%
判定人気!-
中古率は相対的な指標なので数字自体に意味はないが、数字を比べてみて低い方が良い。出回っている中古車が相対的に少ない⇒人気と判断できる。

調査日:2019年7月5日
月間平均販売台数は2018年10月〜19年3月。カーセンサーは両車種とも直近2年間の在庫。

✔新車、中古ともN-BOXが人気
数字を見ると、月間販売台数ではN-BOXがeKスペースを圧倒している。新車販売台数ナンバーワンの実績なのだから、当然と言えば当然だ。
注目すべきは中古率。直近2年間の両車種の中古車数を調べてみた結果、N-BOXは中古の数は多いものの、新車の販売台数に比べれば少ないとわかる。つまり、中古で出回っている数が少ない=N-BOXが人気と判断できる。

検索数の比較

次にGoogleトレンドを使って、それぞれの検索回数を調べてみる。ネット上でどれだけ検索されているだろうか?過去2年間で比較してみる。

ウェブ検索

ウェブ検索比較(N-BOX/eKスペース)2019/07/06
ウェブ検索比較(N-BOX/eKスペース)2019/07/06

出展:Ggoogleトレンド(調査日 2019年7月5日)
✔︎ウェブ検索では、N-BOXが多い
ウェブ検索においては圧倒的にN-BOXが多い。ずいぶん差がある印象。N-BOXは2017年8月ごろに検索数が増加しているが、こちらはモデルチェンジのニュースがあったからだ。
一方のeKスペースだが、そもそも販売台数が少ないので検索関心が寄せられていないという事情もあるが、この2年間ほとんどニュースがなかったこともあり検索数は平坦なままだ。あまり興味関心が寄せられていない。

画像検索

画像検索比較(N-BOX/eKスペース)2019/07/06
画像検索比較(N-BOX/eKスペース)2019/07/06

✔︎画像検索でも、N-BOXが多い
画像検索でも一貫してN-BOXの方が上だ。ウェブ検索と同じ2年間のスパンで見たが、こちらはあまり大きく変動は無いように見える。

YouTube検索

YouTube検索比較(N-BOX/eKスペース)2019/07/06
YouTube検索比較(N-BOX/eKスペース)2019/07/06

✔︎YouTube検索でも、N-BOXが多い
YouTube検索であるが、やはりN-BOXが上だ。そして2017年8月のモデルチェンジのニュース以降、検索が一貫して多くなっていることがわかる。一方のeKスペースはあまり大きな変動がない。

検索数の比較まとめ 「N-BOX」vs「eKスペース」

ホンダ
N-BOX
三菱
eKスペース
ウェブ検索-
画像検索-
YouTube検索-
判定人気!-

Google検索調査においては、3項目の全てでホンダN-BOXが圧勝だった。

SNSの投稿数

最後はSNSの投稿数を比較してみる。こちらでは①ツイッター、②みんカラ、③インスタグラムを見てみよう。

ツイッター

Twitter投稿数は「Yahoo!リアルタイム検索」で調べてみる。こちらでは過去30日までしか遡れないため調査日によってブレるかもしれないが、参考指標として見てみる。

出展:Yahoo!リアルタイム検索(調査日 2019年7月6日)
✔︎ツイッターでは、N-BOXが多い。
N-BOXはアルファベット、カタカナ両方で調べたが、安定してTwitterに投稿されていることが確認できる。一方のeKスペースは少ない。カタカナ「イーケースペース」でも調べてみたが十分なデータが見つからなかった。

みんカラ

日本最大級のクルマSNS「みんカラ」において、ユーザー登録数(=愛車紹介)を比較してみる。

出展:みんカラ(調査日 2019年7月)
✔︎みんカラでも、N-BOXが多い
N-BOX、eKスペースとも外観デザインの異なる「ノーマル」と「カスタム」で別れていたので、合計値で算出してみた。

愛車紹介数

N-BOX(カスタム含む)合計: 10,273
eKスペース(カスタム含む) 合計: 452

みんカラでも、N-BOXが圧倒していることがわかる。

インスタグラム

最後に「インスタツール」を使って、Instagramの#(ハッシュタグ)投稿数を比較してみる。車種名の代表的なタグでどちらが多く投稿されているか?

ハッシュタグ投稿数

インスタタグ数「NBOX、Nボックス、エヌボックス、eKスペース、ekspace」7月6日
出展:インスタツール(調査日 2019年7月5日)
✔︎インスタでも、N-BOXが多い
アルファベット、カタカナそれぞれで調べてみたが、やはりインスタでも「N-BOX」関連のタグ方が多いとわかる。

SNS投稿数まとめ 「N-BOX」vs「eKスペース」

ホンダ
N-BOX
三菱
eKスペース
Twitter-
みんカラ-
インスタ-
判定人気!-

SNS投稿においても、N-BOXが圧倒しているとわかった。

まとめと振り返り

最後に、今回の調査を全てまとめると以下の通り。

・新車および中古車の人気 ⇒ N-BOX
・Google検索の人気 ⇒ N-BOX
・SNSの人気 ⇒ N-BOX

総合判定…「ホンダ N-BOX」vs 「三菱eKスペース」のネット人気対決は、全項目でN-BOXの勝利だった。eKスペースにとっては不利な戦いだったかもしれない。

「Nボックス」vs「eKスペース」人気比較の結果
「Nボックス」vs「eKスペース」人気比較の結果

補足しておきたいのは、eKスペースが全く人気がないということではない。かわいいデザインなど他にはない強みもある。また、N-BOXはあまりに多く売れすぎているため、人と被らない車という意味でもeKスペースの選択肢を考えてみても良いのではないだろうか。