今回は三菱自動車のエクリプスクロスの外観・エクステリアについて評価してみたい。三菱エクリプスクロスは、2018年3月にリリースされた三菱自動車の小型クロスオーバーSUVである。
サイズ感をチェック
主要サイズ表
まず、主要諸元表から基本サイズを確認しておこう。
全長:4405 mm
全幅:1805 mm
全高:1685 mm
ホイールベース:2670 mm
最小回転半径:5.4 M
全長:4405 mmと非常に取り回しのしやすい絶妙サイズとなっている。
分類は小型SUV
同じ三菱自動車のSUVの中では、RVR⇒エクリプスクロス⇒アウトランダー⇒パジェロという序列となっている。
サイズ分類では、三菱エクリプスクロスは小型SUVの位置づけである。
ライバル車とのサイズ比較
小型SUVとしてリリースされている三菱エクリプスクロスだから、ライバル車として想定されるのはトヨタのC-HR、ホンダのヴェゼルあたりだろうか。
しかし、トヨタC-HRが全長4360mm、ホンダヴェゼルが全長4330mmなのに対し、三菱エクリプスクロスは全長4405 mmとライバル社の小型SUVより一回り大きいことがわかる。
その上で、同社の中型SUVアウトランダーの全長4695mmより小さく、エクリプスクロスは取り回しのし易いサイズとなっている。
越妙サイズ感
三菱エクリプスクロスは、ある程度の車体を意地しながらもコンパクトな設計がされた絶妙サイズだ。
他社のコンパクトSUVの中にはコンパクトカーから派生して設計されたものもあるため、どうしてもコンパクトカーの面影が残ってしまう。(ホンダヴェゼルやマツダCX3など)
しかし、三菱エクリプスクロスは兄貴分のアウトランダーを絞って小さくした印象だ。SUVとしての力強さをそのまま引き継いでいる。
外観デザインチェック
フロントグリルには、程よくクロームメッキが使われていて迫力がある。やりすぎない感じが良い。眼力もある。とても精悍(せいかん)な顔立ちだ。
クーペフォルム
天上が後方にかけて傾斜した特徴的なクーペフォルムを採用している。
この形状は「レンジローバー・イヴォーク」等にも見られる。SUVクーペと言えば「BMX X4」や「メルセデス・ベンツGLCクーペ」もあるが、それらより自然でやりすぎない感じが良い。
引き締まったお尻
クーペフォルムの採用により引き締まったお尻となっている。ワゴンに見られるモッサリ感を排除しつつも、荷室スペースを確保した印象だ。
上下の窓で視界を確保
特質すべきは、上下の窓である。ブレーキランプを挟んで上下にガラス窓が設置されており、後方の視界を広く確保できている。
インスタ映えを確認
三菱エクリプスクロスのインスタ映えはどうだろうか?みんなのインスタを確認してみよう。
まだ発売されたばかりの新しい車両ということだけあって、フォトジェニックな写真が数多く投稿されている。
都会のアスファルトでも、キャンプ場や海でもインスタ映えは抜群といえる。
総評
シティ派、アウトドア派、両方で納得
三菱自動車と言えば力強い4DWのイメージがある。車に興味が薄いゆとり世代でも、アウトランダーは知らなくてもパジェロは知っているだろう。
エクリプスクロスは、そんな三菱自動車の4WDのイメージをしっかり踏襲して、SUVの力強さを残しつつも都会的で洗練されたデザインとなっている。
街乗りでも、遠出するにも必要十分に役割を果たしそうな絶妙サイズ感もいい。シティ派、アウトドア派の双が納得できるゆとり世代注目の車種であると言える。