三菱エクリプスクロス おすすめグレード調べてみた

三菱エクリプスクロス_グレード比較

今回は三菱自動車の中小型SUV『エクリプスクロス』について、おすすめグレードを調べてみた。
【ざっくり言うと...】

  • 中級の『G』がオススメ。ベースグレード『M』に対して標準装備が充実しているため。
  • 最上級の『Gプラス』の特徴はスマホ連携ディスプレイオーディオ(AppleCarPlay)などが特徴。
  • リセールバリューを考えるとFFではなく4WDにしておきたい。

グレード展開


詳しく見ていこう。まずはグレード展開を整理したい。現行モデルのエクリプスクロスは、下記のグレードがラインナップされている。パワートレインは1.5L直4ターボエンジンの1種類のみだ。

1.5L 直4ターボ エンジン

 グレード名駆動方式燃費(JC08)新車価格
MFF/4WD約15.0km/L253万/274万〜
GFF/4WD約15.0km/L270万/292万〜
GプラスFF/4WD約15.0km/L287万/309万〜

全車でFFまたは4WDが選べるようになっている。FF/4WDの価格差は22万といった感じか。

各グレードの違い

ベースグレードの『M』に対して、『G』『Gプラス』とランクアップしていくイメージだ。尚、全車でシートはブラックのファブリック素材。レザーシートはメーカーオプションとなっている。

M(ベースグレード)の標準装備

ベースグレードの『M』の上旬装備は、ヘッドライトはハロゲンランプ、タイヤは16インチなどだ。

「G」グレードの標準装備

『G』になると、ヘッドライトがLEDタイヤが18インチにアップするなど、標準装備がグレードアップする。

気になった部分を書き出しておくと下記の通り。

  • LEDヘッドライト
  • 18インチタイヤ(通常は16インチ)
  • ヘッドアップディスプレイ
  • 電動パーキングブレーキ
  • フロントグリルのメッキ化など

自動運転関連でも、

レーダークルーズコントロールシステム[ACC]

などが加わるのでチェックしておきたい。

Gプラスの装備

Gプラスの最大の特徴は「スマホ連携のディスプレイオーディオ」と「タッチパッドコントローラー」が加わることだ。

「Apple CarPlay」「Androidオート」などを使いたいならこちらだ。タッチパッドコントローラーは最新のレクサスでも似たようなインターフェイスが搭載されている。
その他、細かな仕様の違いがあるので、三菱公式のスペック表をチェックしておこう。
PDF三菱エクリプスクロス(スペック表)
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/eclipse-cross/grade/

人気ランキング

車情報サイトの「オートックワン」では、どのグレードが人気なのかランキングを確認することができる。エクリプスクロスのランキング上位は下記の通りだった。

  • 1位 『G』(4WD)
  • 2位 『 Gプラス』(FF)

まだ新しい車種なので傾向を読み取るのが難しいが、ベースの『M』ではなく『G』と『Gプラス』が1位・2位だった。FF/4WDの人気傾向は良くわからない。
出展:三菱 エクリプスクロス 歴代モデル・グレード一覧(オートックワン)

中古車の登録数

三菱公式の中古車検索『M・Cネット』にて、エクリプスクロスのグレード別登録数を調べてみると下記の通りだった。

  • 『M』(4WD)1件
  • 『G』 (FF)8件
  • 『G』 (4WD)31件
  • 『G プラス』(FF)3件
  • 『G プラス』(4WD) 28件

人気のないグレードが売れ残っているという考え方もあるが、恐らく新車時に出荷台数が多かったグレードが中古市場でも多く出てくるのではないだろうか。すると『G』または『Gプラス』、そして(4WD)の数が多いことがわかる。
参考:エクリプスクロスの中古車検索(三菱の中古車販売M・Cネット)

リセールバリュー

「価格.com」では買取価格・下取り相場をざっくり調べることができるが、まだエクリプスクロスはまだ新しい車種のためデータがなかった。
しかし、恐らく三菱自動車を選ぶユーザーなら、パジェロに由来するオフロード性能を求める人も多いのではないかと予想できる。するとFF駆動よりも4WDにしておいた方が後々良いのではないか?
FF/4WDの価格差 約22万の投資なら、街乗りメインのユーザーでも回収できるような気がする。

専門家のオススメ

エクリプスクロスのグレード選びについて、モータージャーナリストの佐野弘宗さんは雑誌で下記のようにオススメしている。

  • 自動ブレーキは全車標準だが、性能にグレード差あり。Mは単眼カメラ+赤外線システム。『G』はミリ波レーダーも加わる。
  • 『Gプラス』だと後方レーダーも加わる。予算が許すなら最上級『Gプラス』がおすすめ。

参考:2018-2019年 国産&輸入SUVのすべて (モーターファン別冊)

個人的な見解

ベースグレードの『M』と中間の『G』を比べると、かなり標準装備に差があるように思う。価格差は17万程度なので、『G』を選ぶお得感がありそうだ。つまり狙い目は『G』のFF/4WD(270万/292万〜)と考える。

FFと4WDは、街乗り用かアウトドア用か、あるいは雪道を走るかどうか、車の使用目的で考えたら良いと思う。ただし、三菱の車に対するイメージ(パジェロに由来する四駆のイメージ)から、やはり4WDが欲しい気がする。
尚、現行のパワートレインは1.5L直4ターボの1種類のみだが、今後はディーゼルエンジンかまたはアウトランダーのようにPHEVモデルが拡充されるのかの展開も注視しておきたい。