フォレスター新型の外観デザイン評価

フォレスター新型の外観デザイン評価

今回はスバル(SUBARU)の新型フォレスター(FORESTER)の外観・エクステリアデザインを評価していきたい。
フォレスターは中型サイズのクロスオーバーSUVとしてオフロード志向の強いドライバーから人気のある車種である。現行モデルは2018年7月にフルモデルチェンジして新型フォレスターとしてリリースされた。

サイズ感をチェック

主要サイズ

まずはフォレスターの基本的な車体サイズを主要諸元表から確認しておこう。

全長:4625mm
全幅:1815mm
全高:1730mm

国産ミドルサイズSUVとして直球ど真ん中をいくようなサイズ感である。

外観チェック

アウトドア思考


最近では洗練されたデザインの部会はクロスオーバーSUVも人気であるが、フォレスターはオフロード趣向、あるいはアウトドア趣向のユーザを対象としたSUVだ。
公式サイトでもアウトドアやスポーツアクティビティを意識したイメージが多い。「冒険」などと言ったキーワードも前面に押し出している

2018年 フルモデルチェンジ


2018年にフルモデルチェンジをしたフォレスターだが、デザイン面では大きな変更はなかったように思える。
むしろ前回モデルよりもゴツゴツ感が増した印象があるし、旧来モデルが好きなユーザーもがっかりさせない良いモデルチェンジだったと言える。

エックスブレイク


X-BREAK(エックスブレイク)と言うグレードでは、オレンジ色のラインが入ったバンパーやルーフレールによって、よりアウトドアへのタフネスや、スポーティーな印象を与えている。

荷物たっぷり


お尻のデザインは、荷室の容量確保を最優先したワゴン型だ。最近はクーペスタイルのSUVも多くなってきているが、フォレスターはそれらに媚びることなく機能性を追求した上での美意識が感じられる。

最低地上高をしっかり確保


他社の中型SUVと比べても最低地上高をしっかり確保している点もフォレスターの特徴だ。
悪路に対する機能性はもちろん、この点からもアウトドアユーザーに向けた配慮や訴求性を感じられる。

全高もしっかり確保

スバル社内では『フォレスター』の他に『XV』『レガシィ・アウトバック』がSUVライクな車種としてラインナップされている。

しかし、『XV』と『レガシィ・アウトバック』がステーションワゴンの系譜であるのに対し、フォレスターのみがクロスオーバーSUVの系譜となっている。全長だけ見れば『レガシィ・アウトバック』が最も大きい(長い)車だが、車高(全高)は『フォレスター』が最も大きな車としてのラインナップだ。

足元もしっかり


標準グレードでも純正アルミホイールのデザインがカッコいい。悪路に強そうなタフネスを感じられる。

ターゲットユーザーは?

アウトドア趣向を持つユーザーがターゲットユーザーであることは間違いない。キャンプ、登山、ハイキング、釣りなどのキーワードがすぐに連想される。サーフィンなどのマリンスポーツも良さそうだが、なんとなくフォレスターは「海より山」のイメージだ。公式サイトのカヌーを積み込んだイメージはワクワクさせる。

年齢層ではやはり子育て世代などのファミリー層か。あるいは子育てが一服して趣味に浸りたい中年〜シニアの男性が乗っていてもカッコ良さそうだ。

独身ユーザーには少しサイズが大きく持て余している感がある。その場合は『XV』の方がジャストサイズだろう。

ライバル車は?

ミドルサイズのSUVは国内各社ともラインナップが充実してきた。マツダではCX-5、トヨタではハリアーなどがある。
しかし、上記2車はシティ派の趣向が強いデザインをしているのに対し、フォレスターはアウトドア思考のSUVだ。フォレスターのライバル車として見ておきたのは、同じくアウトドア派の趣向が強い日産のエクストレイルだろう。

フォレスター、エクストレイルともサイズ感や価格帯に大きな違いはない。走行性能に関しては最近モデルチェンジしたばかりのフォレスターに分がありそうだ。あとは好みの問題だ。

総評

アウトドア思考の強いSUVとして、しっかりユーザーの期待に応えてモデルチェンジした感があるフォレスター。ざっくり300万円程度で購入できる価格帯も魅力的だ。キャンプや釣りと言った趣味のユーザーから熱烈に支持されているのがよく分かる。